研究課題
若手研究(B)
黄色ブドウ球菌(Sa)の口腔内定着には、Saの持つ定着性因子、生体因子、口腔内細菌が産生する因子の少なくとも3因子が関与していることが明らかになった。Saの定着性因子としてsortase依存性菌体表層タンパクSasAを明らかにした。さらに、環境応答因子である二成分制御系因子、薬剤等の排出に関わるABCトランスポーターの関与も示唆された。生体因子としては高分子タンパクであるgp340がSasAと結合することで生体への定着を果たすことを明らかにした。また、先天性免疫機構である抗菌性ペプチドや、他の細菌が産生する抗菌性因子に対して抵抗性を持つことが、口腔内定着に重要な役割を果たすことが示唆された。
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