口腔インプラント治療を受けた介護高齢者の問題点の抽出ならびにリカバリー法の開発

2013 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 23792224
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 補綴系歯学
• 研究機関: 岡山大学
• 研究代表者: 大野 彩 (木村 彩) 岡山大学, 大学病院, 助教 (20584626)
• 研究期間 (年度): 2011 – 2013
• キーワード: 口腔インプラント / 要介護高齢者 / インプラント周囲炎 / 口腔衛生状態 / 予後調査 / 臨床疫学

研究概要

口腔インプラント治療を受けた高齢者では，認知症や悪性腫瘍，脳血管障害といった全身状態の変化により定期検診に応じられなくなり，予後を追跡できなくなる患者が少なくないことが明らかとなった．また，良好な予後を呈する高齢者も多い一方で，全身状態が悪化し追跡不能となった患者の中には，インプラント義歯の破折やセルフケアの悪化によるインプラント体周囲の炎症所見が観察された．

研究成果

• [雑誌論文] A problem-based learning tutorial for dental students regarding elderly residents in a nursing home in Japan (2012)
  • 著者名/発表者名: Matsuka Y, Nakajima R, Miki H, Kimura A, Kanyama M, Kuboki T
  • 雑誌名: Journal of Dental Education 巻: 76(12) ページ: 1580-1588
  • URL: http://www.jdentaled.org/content/76/12/1580.full.pdf+html
  • 査読あり
• [学会発表] 要介護高齢者の口腔内環境および口腔機能と認知症との関連 (2014)
  • 著者名/発表者名: 小山絵理,大野彩,山本道代,前川賢治,窪木拓男
  • 学会等名: 第三回補綴若手研究会
  • 発表場所: 長崎,日本
  • 年月日: 2014-03-01
• [学会発表] 入院中の要介護高齢者の残存歯数,栄養状態,日常生活動作が生命予後に及ぼす影響 (2013)
  • 著者名/発表者名: 藤原彩,上原淳二,水口一,水口真実,大野彩,縄稚久美子,前川賢治,窪木拓男
  • 学会等名: 第27回日本口腔リハビリテーション学会学術大会
  • 発表場所: 横浜,日本
  • 年月日: 2013-11-10
• [学会発表] 入院中の要介護高齢者の残存歯数,栄養状態,日常生活動作が生命予後に及ぼす影響 (2013)
  • 著者名/発表者名: 藤原彩,上原淳二,水口一,水口真実,大野彩,縄稚久美子,前川賢治,窪木拓男
  • 学会等名: 平成25年度公益社団法人日本補綴歯科学会中国・四国支部総会ならびに学術大会
  • 発表場所: 高知,日本
  • 年月日: 2013-08-31
• [図書] 65歳以上の患者へのインプラント治療・管理ガイド−要介護になっても対応できるために−「高齢者におけるインプラント治療のエビデンス」,「インプラント治療後に糖尿病になったら?」 (2014)
  • 著者名/発表者名: 大野彩, 他
  • 出版者: 株式会社ヒョーロン・パブリッシャーズ(印刷中)