研究概要 |
睡眠時6自由度顎運動測定システムを用い顎運動を含む,筋電・脳波などの生体信号の測定を行った。 (1)被験者3名を対象とし、睡眠中の覚醒反応時や体動の際にどのような顎運動が生じているのかを検討し、睡眠中に覚醒は平均13.3回生じ、そのうち77.5%が睡眠時ブラキシズム様の顎運動を伴っていた。 (2)被験者12名を対象とし、睡眠時ブラキシズム時のクレンチング時の顎位と咬筋活動との関係を検討した。睡眠時ブラキシズムイベント中に、顎運動が2sec以上静止する区間をクレンチング区間とし、咬頭嵌合位から0.5mm以内に顎位があるものは86回(76.1%)、1mm以上離れた顎位にあるものは17回(15.0%)認められた。
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