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2012 年度 実施状況報告書

培養セメント芽細胞を用いたセメント質の再生

研究課題

研究課題/領域番号 23792235
研究機関九州大学

研究代表者

篠原 義憲  九州大学, 歯学研究科(研究院), 助教 (00423533)

キーワード再生歯学
研究概要

本年度はブタ智歯歯根部より単離したエナメル蛋白質(アメロジェニン、アメロブラスチンなど)を発現する上皮様細胞を培養増殖させた。同時に増殖する間葉系細胞は培養皿への接着能の差を利用し酵素処理により排除した。またこの増殖した上皮様細胞およびウィルスベクターを導入し不死化したマウスセメント芽細胞を1週間共培養した。共培養した細胞群をコラーゲン担体およびハイドロキシアパタイト担体に播種し三次元培養を試みた。上皮様細胞およびセメント芽細胞の単独培養後、担体に播種した群と共培養群における遺伝子や蛋白質の発現解析を行った結果、共培養群はセメント芽細胞の単独培養群と類似した発現パターンを示したが、上皮様細胞群とは異なった。さらなる遺伝子および蛋白質の解析が必要であると思われる。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

智歯歯根より単離された上皮様細胞の同定および不死化したセメント芽細胞との共培養によるセメント質特異遺伝子群の解析に時間がかかっており、in vivo実験への導入が遅れている。

今後の研究の推進方策

in vivo解析にスムーズに導入できるように、智歯歯根部より単離された上皮様細胞と不死化したセメント芽細胞の共培養条件(培養日数、培養システムなど)検討を行い、セメント質特異遺伝子の同定を進める。また組織再生に最適な担体(キャリア)の選択とin vivo解析を行っていく予定である。

次年度の研究費の使用計画

共培養の条件検討に必要な培養器具などの消耗品に使用する予定である。

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公開日: 2014-07-24  

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