研究概要 |
骨芽細胞分化過程において、AMP-activated protein kinase(AMPK)のリン酸化レベルの低下が見られた。AMPK活性化剤metformin刺激により、基質石灰化の抑制,骨基質特異的タンパク質およびRunx2遺伝子発現レベルの低下,さらにALP活性の低下が認められた。活性型AMPK発現誘導によっても、基質石灰化が抑制された。骨折治療に応用されている低周波超音波(LIPUS)刺激を骨芽細胞に与えた結果、AMPKリン酸化レベルが低下した。LIPUSによるAMPKリン酸化の抑制が骨芽細胞分化を促進する可能性が考えられた。
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