次年度の研究費の使用計画 |
平成23年度は、2,340,000円の交付決定を受け、2,324,595円の実支支出額であり、15,405円の未使用額であった。平成23年度科学研究費補助金交付申請時の研究経費との主な相違は、[物品費]「その他」の経費が増加し、「旅費」「謝金」が減少した点である。それは、成果発表および調査のため翻訳料、PC購入費、国内での成果発表の経費が膨らんだことによる。そのため、アメリカにて行われた14th ICP (International College of Prosthodontists)にて学会発表を行ったが、外国旅費の経費を計上しなかった。また、脳波測定のほとんどを諸熊(代表研究者)が行うことで経費を削減した。したがって、その差額として15,405円の未使用額が生じた。24年度は、ブラジルにて開催されるIADR (International Association for Dental Research)学術大会および、フィンランドで開催されるPER/IADRにて成果発表を行う予定である。従い、翻訳・更正料および国外旅費を計上する予定である。次年度は、全部床義歯装着者と部分床義歯装着者を被験者として、義歯装着時と義歯非装着時のガム咀嚼前後の脳機能の活性度および、シナプスニューロン機能の活性化部位を比較し、欠損様式の異なる義歯による咀嚼が脳機能に及ぼす影響を解明する予定である。そのために必要な消耗品および謝金等も計上する予定である。すべての研究経費を計上すると科学研究補助金だけでは研究費が不足することが懸念される。その場合は、23年度と同様に諸熊(代表研究者)の自己負担にて研究費を賄い研究を遂行することで対応する。
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