研究課題
若手研究(B)
異常顎関節モデルと比較検討するため、まず発生学的見地から、正常なラット顎関節滑膜組織を観察した。続いて過大開口による異常顎関節モデルを作成し、その滑膜組織の観察を行った。正常と今回の異常モデルの滑膜組織に大きな組織学的な違いはなかったが、血管の増生が生じている様子が観察された。疼痛とその誘発因子の同定には至らなかったが、本研究により、これまではっきりとしていなかった顎関節滑膜組織の発生過程といわゆる正常顎関節滑膜組織が明確となり、顎関節症患者の血管新生の関与が示唆された。今後は、異常顎関節モデルの作成に工夫を加え、顎関節滑膜組織における疼痛の出現とその調節因子の解明を行う予定である。
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