研究課題
若手研究(B)
本研究では、OSCCの浸潤・転移における△Np63を介したEMTの関与について検討を行った。切除標本の浸潤先端部では△Np63の発現が減弱している癌細胞を認め、これらはvimentinを発現していた。OSCC細胞株では、△Np63は多くの細胞株で発現していたが、高転移株のSQUU-Bでは発現を認 めず、vimentinの発現を認めた。また、△Np63 siRNA導入細胞 において,線維芽細胞様の形態変化、上皮系マーカーの発現量減少, 間葉系マーカーの発現量増加、胞遊走能の充進を認めた。これらの結果より、△Np63の発現減弱がEMTを誘導し、浸潤・転移に関与している可能性が 示唆された。
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Clinical & Experimental Metastasis
巻: 214 ページ: 289-306
International Journal of Oncology
巻: 39 ページ: 1391-1399
http://www.omfs1.dent.kyushu-u.ac.jp