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2011 年度 実施状況報告書

口腔扁平上皮癌治療の次世代標的戦略

研究課題

研究課題/領域番号 23792384
研究機関昭和大学

研究代表者

渡辺 仁資  昭和大学, 歯学部, 助教 (90384304)

研究期間 (年度) 2011-04-28 – 2013-03-31
キーワード機能性ペプチド
研究概要

口腔扁平上皮癌に対する癌抑制遺伝子p16ファミリー、p14ARF分子を同時標的とした機能性ペプチドによる分子標的治療を計画し、脱遺伝子治療を意図した次世代テーラーメイド治療の可能性を模索することを目的とし、1. 口腔扁平上皮癌治療の次世代分子標的治療戦略 in vitro 2. 口腔扁平上皮癌治療の次世代分子標的治療戦略 in vivoの研究計画実施を計画した。現在1.において標的分子の機能的ペプチドタンパクの設計を行い、機能的ペプチドタンパクの口腔癌細胞への導入実験を行っている。導入効率の確認はまず導入分子発現をWestern Blot法で行い、最終的にCDK阻害分子として癌抑制遺伝子RBタンパクを活性化型にしているか、当該遺伝子のmRNAレベル、タンパクレベルでの確認を行う。その後、ペプチド導入後の細胞活性評価(アポトーシス、MTT assay)を行う予定である。また、本年度は 2. 口腔扁平上皮癌治療の次世代分子標的治療戦略 in vivoの研究計画実施のために、in vitroで得られたデータを参考に、in vivo動物実験に移る。この場合、実際の臨床応用に有用性のあるDDSも同時に採用し検討する。用いる動物モデルは、ヒト扁平上皮癌細胞株HSC2,3,4にGFPを導入した細胞をヌードマウスに異所性移植する。このモデルはリンパ節転移を実体顕微鏡下にin situ hybridizationでGFP発色により観察でき治療効果も追跡可能である。 I. 機能的ペプチドのドラッグデリバリーシステム(DDS)化 II. ペプチドカクテルの配合比の検討 III. 実験動物(ヌードマウス)に口腔扁平上皮癌を異所性移植し、ペプチド徐放化製剤を投与後、効果判定を計画しており、研究のスピードアップを目指している。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

口腔扁平上皮癌治療の次世代分子標的治療戦略 in vitroにおいて標的分子の機能的ペプチドタンパクの設計を行い、機能的ペプチドタンパクの口腔癌細胞への導入実験を行っているが、最も効率の良い適正な条件設定に時間を要している。

今後の研究の推進方策

本年度は2. 口腔扁平上皮癌治療の次世代分子標的治療戦略 in vivoの研究計画を実施する予定である。具体的にはI. 機能的ペプチドのドラッグデリバリーシステム(DDS)化II. ペプチドカクテルの配合比の検討III. 実験動物(ヌードマウス)に口腔扁平上皮癌を異所性移植し、ペプチド徐放化製剤を投与後、効果判定を計画しており、研究のスピードアップを目指している。

次年度の研究費の使用計画

口腔扁平上皮癌治療の次世代分子標的治療戦略 in vivoにおいては、動物実験が重要となってくるので、ヌードマウス等の実験動物費用が予定される。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2011

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 高度な顎骨萎縮を伴った陳旧姓下顎骨骨折患者に対してチタンメッシュによる観血的固定法を施行した一例2011

    • 著者名/発表者名
      吉澤泰昌、新谷 悟、渡辺仁資、代田達夫
    • 雑誌名

      日本口腔外傷学会雑誌

      巻: 10 ページ: 20-25

    • 査読あり
  • [学会発表] 自殺企図による舌咬傷・舌体前方部脱落後の舌運動障害に対して舌可動域拡張術を施行し改善を得た1例2011

    • 著者名/発表者名
      藤田温志,金塚文子,渡辺仁資,吉濱泰斗,新谷 悟
    • 学会等名
      第13回日本口腔顎顔面外傷学会総会・学術大会
    • 発表場所
      宮崎市
    • 年月日
      2011年7月16日

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公開日: 2013-07-10  

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