顎矯正手術後の知覚麻痺の治療法で星状神経節ブロック(SGB)とキセノン光照射(XLI)の効果を電流知覚閾値(CPT)とrengedCPT(RCPT)を用いその有効性を評価した。fMRIは同意が得られず撮像できなかった。 顎矯正手術患者のオトガイ部98側を手術前、手術1週間後、SGB(29側)かXLI(69側)で10回治療後に3種類の周波数の刺激のCPTとRCPTを群間比較した。また手術因子の評価を行った。 治療後SGB群の全てのCPTとRCPTの変化量はXLIに比べて有意に減少した。CPTとRCPTと手術因子に相関関係はなかった。SGBは顎矯正手術後の知覚麻痺の有効な治療法であると考えられる。
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