研究課題
若手研究(B)
好中球エラスターゼは炎症時に異物を分解し、生体を防御する好中球から放出される酵素である。この酵素は歯周病に罹患すると歯を支える歯根膜組織中に増え、それが歯根膜のコラーゲン線維間基質を分解する事が分かっている。本研究では、歯を支える歯根膜と骨の破壊に、この酵素が関与する事を明らかにした。また、すでに臨床応用されている、この酵素の阻害剤を用いて骨を破壊する破骨細胞への分化を抑制し、歯根膜の破壊を抑えることができるという可能性を示した。
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