研究課題
若手研究(B)
本研究では、加齢による酸化-抗酸化バランスの変化が骨代謝に与える影響を、自然加齢マウス由来細胞を用いてその分子機構について解析を行った。破骨細胞形成能の解析から、加齢に伴う破骨細胞形成能の低下が見られ、その過程にredox関連分子が関与し細胞機能の調節を行っている可能性が示唆された。加齢による骨代謝機能の低下には、酸化-抗酸化バランスの崩壊がみられ、その制御にredox関連分子txnipの発現上昇が破骨細胞の分化能を抑制することで骨代謝に対し負の影響を及ぼしていることが明らかとなった。