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2012 年度 実績報告書

Enamel Erosionの早期検出・定量法構築のための基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 23792530
研究機関大阪歯科大学

研究代表者

土居 貴士  大阪歯科大学, 歯学部, 講師 (20388375)

キーワードErosion
研究概要

本研究はエナメル質酸蝕症の早期検出および検出されたエナメル質酸蝕症の定量を確定するための基礎的な研究である.また,酸蝕症の予防に効果的な手段を構築することも重要であると考えている.よって酸蝕症の試料を作成するにあたって,単にエナメル質試料の酸暴露時間をアレンジした試料のみを作成するのではなく,予防手段として効果的であると推測されるフッ化物を酸蝕症試料の作成に取り入れる必要があると考えている.
本研究では牛歯エナメル質を試料として,エナメル質ブロックを切り出し,通法に従って表面研磨を行った後,フッ化物による表面処理を行った試料と行わなかった試料を作成し,それぞれの試料に対して30秒間隔で120秒間の酸処理を行うことによって1試料あたり5つの異なった酸蝕試料を作成した.顕微鏡像を観察した後,より早期の酸蝕状態を観察するための照明環境およびCCDカメラのレンズに取り付けるフィルター,および観察環境の検討を行った.つまり,現在臨床でエナメル質の表面観察のために使用されている機器ではエナメル質酸蝕症の検出や定量が困難であるため,より早期にエナメル質の変化を検出するための条件を検討した.その結果,観察環境は暗室が望ましい事,照射光は波長405nmのLEDを用いること,CCDカメラに取り付けるフィルターは410nmのバンドパスフィルターを用いることによってエナメル質表面の微細な変化を検出,観察できる可能性が分かった.

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2013 2012

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] Effect of chewing-gum on early caries lesions in school children2013

    • 著者名/発表者名
      Doi T, Miyake T, Kawasaki K, Jin K, Uene M, Kambara M
    • 学会等名
      2013 IADR
    • 発表場所
      シアトル,アメリカ合衆国
    • 年月日
      20130320-20130323
  • [学会発表] 学童期の口腔保健状態および平滑面初期齲蝕に及ぼすチューイングガム摂取の影響2012

    • 著者名/発表者名
      土居貴士,三宅達郎,川崎弘二,神光一郎,長澤成明,下村光延,神原正樹
    • 学会等名
      第61回日本口腔衛生学会総会
    • 発表場所
      神奈川歯科大学
    • 年月日
      20120525-20120527

URL: 

公開日: 2014-07-24  

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