血管確保の成功率向上を目指したトレーニングプログラムは、新人看護師自身の実践場面の録画を用いた課題抽出やベテランナースによる教育的介入など5つのStepから構築している。集団比較実験デザインによる検証を行った結果、血管確保成功率の向上や失敗要因の改善が認められた。ベテラン看護師の介入後、針先を静脈血管内に入れる、すなわち留置針刺入時のフラッシュバックチャンバーへの血液逆流の遂行が有意に向上した。血管確保アルゴリズムなど活用し、ベテラン看護師が介入した結果、新人看護師の血管確保における内外針の操作に関わる判断および具体的な操作方法の理解が向上した。
|