(はじめに)本研究は、苦痛症状のあるがん患者に対する緩和ケア評価におけるComfort指標を抽出することを目的としている。(用語の定義)Comfort:苦痛が軽減される感じや状態である。(研究方法)データ収集方法は、対象差に疼痛についてのインタビューや参加観察した内容をじっくりと読んだ上で、疼痛の軽減について語っている箇所を抜き出し、類似性と相違性を考えながら分類し、ネーミングする質的記述法を用いた。(結果)苦痛症状のあるがん患者のComfortは、「痛みは減ってきている」「痛みはわずかである」「痛みが和らいでいる」「痛みが違ってくる」であった。
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