研究課題/領域番号 |
23792605
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研究機関 | 山梨県立大学 |
研究代表者 |
高岸 弘美 山梨県立大学, 看護学部, 講師 (10453052)
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研究期間 (年度) |
2011-04-28 – 2017-03-31
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キーワード | クライオセラピー / がん / 化学療法 / 口腔粘膜炎 |
研究実績の概要 |
平成26年度は全国のがん診療連携拠点病院377施設の看護部署に、以下の内容について質問紙調査を実施する予定であった。調査内容は、①当該施設に関する質問(病床数、患者数、化学療法の実施状況等)②クライオセラピーの実施の有無③対象とする疾患名④具体的な実施方法⑤実施時の留意点について⑥効果について⑦クライオセラピーの実施の際に困難を感じた点、困っている点⑧クライオセラピーを実施していない理由⑨クライオセラピー以外に口内炎予防のために行っているケアについて、であった。質問紙調査で得られたデータを集計し、項目ごとに分析を行い、回答の多かったレジメンにおいて、クライオセラピーを行い、効果について検証する予定であった。
実際には、倫理審査を経て、調査の発送準備はできているが、昨年度から研究者自身の体調不良により進捗状況が停滞している状況である。今年度は研究支援者や協力者を依頼して、マンパワーを集めて、早期に調査は実施し、後半に介入研究をスタートできるように調整を図っていきたい。 また、実際の研究の実施にあたっては、調査研究においては、がん診療連携病院の認定施設を再度確認して、発送したいと考える。研究テーマに関するがんの口腔粘膜炎予防に関するクライオセラピーが再考されている状況があるようなので、最新の知見についても研究と並行して文献を確認して、本研究との関連性を踏まえつつ、クライオセラピーの実際の活用状況についても明らかにできたらと考える。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
本研究課題は出産前に採択され、産後休暇のため一時中断、延長申請を行ったが、研究者自身の体調不良により、なかなか思うように計画が進んでいない状況がある。健康状態については年々回復し安定してきており、研究を進められる状況にあることや、介入研究を予定している施設との研究交流が年々良好になっているため、今後期間延長して継続したいと考えている。
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今後の研究の推進方策 |
研究期間の延長を行い、予定通りに計画を進めて結果を出したいと考えている。 化学療法中のクライオセラピーの口腔粘膜炎軽減効果については、近年注目されているため、エビデンスを明らかにしたいと考えている。
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次年度使用額が生じた理由 |
研究計画が停滞して当初計画通りに進行していないため。
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次年度使用額の使用計画 |
今年度は調査票の配布、回収、分析を前半に行い、後半から介入研究の実施をしたいと考えるため、調査にかかる費用や謝金、人件費などの支出が多くなると考える。
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