研究課題/領域番号 |
23792608
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研究機関 | 天理医療大学 |
研究代表者 |
布谷 麻耶 (吹田 麻耶) 天理医療大学, 医療学部, 講師 (70514735)
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キーワード | クローン病 / 行動分析学 / 食事指導 / 看護学 |
研究概要 |
平成25年度は、研究代表者が産前産後休暇および育児休業を取得したため、研究を進めることができなかった。補助事業期間の1年間の延長申請を行い、受理されたため、平成26年度より下記の内容で研究を再開する計画である。 平成23年度から平成24年度までに開発した食事指導プログラムを11名のクローン病患者に実施した。今後は、これらの患者から収集した①生理学的データ、②クローン病の活動度、③症状の出現頻度、④試し体験行動の頻度、⑤食事満足度のアウトカム指標のデータについて、ベースライン期、介入期、フォローアップ期までの変化を、シングル・ケース研究法の手法を用いて分析する。分析結果から、開発した食事指導プログラムの効果について検証するとともに、必要に応じて、プログラムをさらに修正し確立させる。 さらに、得られた結果を論文としてまとめ、研究成果を学会誌等で発表する計画である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
当初は、平成23年度に食事指導プログラムを開発し、平成24年度にプログラムの実施、平成25年度にプログラムの評価を行う計画であった。 平成24年度までは、研究はおおむね順調に進展していたが、平成25年は、研究代表者が産前産後の休暇および育児休業を取得したため、その期間、研究を進めることができなかった。そのため、研究の現在までの達成度について、やや遅れていると評価する。
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今後の研究の推進方策 |
今年度は、研究代表者が産前産後の休暇および育児休業を取得したため、研究を一旦中断し、補助事業期間を1年間延長した。平成26年度より研究を再開する計画であり、再開後は、これまで開発・実施した食事指導プログラムの評価を行う計画である。具体的には、プログラムを適用した11名のクローン病患者から収集したアウトカム指標のデータを整理し、ベースライン期、介入期、フォローアップ期までのデータを患者ごとに比較分析し、プログラムの効果について検証する。 また、結果をまとめ、学会誌等で研究成果を発表する計画である。
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次年度の研究費の使用計画 |
今年度は、研究代表者が産前産後の休暇および育児休業を取得し、研究を一旦中断したため、次年度使用額が生じた。 研究代表者の産前産後の休暇および育児休業の取得のため補助事業期間を1年間延長し、平成26年度より研究を再開する計画である。再開後は、これまで開発・実施した食事指導プログラムの効果を評価する計画であり、データを分析・解釈するうえで必要となる文献、プログラムを確立するうえで必要となる栄養管理ソフトを購入する計画である。 また、研究成果を国内外の学会や学術雑誌で発表するために必要な旅費、英文校正費、印刷費等で研究費を使用する計画である。
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