本研究では、急性期看護領域におけるケアデザインの獲得を目的に、状況再現シミュレーションを用いた卒業直前―卒後教育法を開発検証すること目標とした。 ケアデザインは、どのような看護サービスが提供可能かを思考し、ネットワークのハブとして、さまざまな臨床実践能力を組み合わせて看護サービスを組み立て、提供する調整能力である。構成要素は、「模倣」「必要性」「パターン化」「先端技術」があり、「パターン化」は、デザイン力を推進する中心的な要素である。ケアデザイン力の養成プログラムは、人物背景などを組み込んだ詳細なものが適当であった。教育プログラムの評価と振り返りの指針として、クリニカルマップ法が効果的であった。
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