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2012 年度 実績報告書

妊娠期の有酸素運動の効果と血管内皮機能からみた運動効果のメカニズムの解明

研究課題

研究課題/領域番号 23792638
研究機関東京大学

研究代表者

松崎 政代  東京大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (40547824)

キーワード妊娠 / 運動 / ヨガ / 酸化ストレス
研究概要

1.実績概要:平成23年度の研究実績から,運動をヨガに決定し妊婦への介入研究を実施.
2.実施計画:1)ヨガの内容の決定,自宅エクササイズ用のDVDの作成,2)倫理委員会の承認, 3)コントロール群の調査(20週,28週,36週,産後4日), 4)介入群の調査(20週,28週,36週,産後4日).
3.研究成果と意義、重要性
1)先行研究とマタニティヨガの専門家によりヨガの内容を決定.病院でのヨガクラスを開催.自宅で使用するDVD「東大マタニティヨガ」を作成.実施量は、週に3回以上, 1回60分.内容は, 柔軟体操(15分間),ヨガのポーズ(45分間),瞑想(5分間).方法は,隔週で病院のヨガクラスに参加.その他、DVDを用いて自宅でヨガを実施.安全面への配慮として,調査に参入前の健診で医師より許可を書面にて取得,室温や体調など,環境や母体への配慮について対象者に説明.
2)倫理委員会の承認済.
3)調査結果:2012年7月よりコントロール群の調査を開始.大学病院に通う健康な20週の妊婦をリクルートし,応諾率は40%で,参加者は50名.平均年齢は34.5歳.介入群は2013年3月上旬時点で13名,応諾率は約70%.全員が,隔週のヨガクラスに参加し副事象はなく,満足度も高かった.酸化ストレスマーカーの尿中8OHdGは,コントロール群で各時点平均18.98,14.68,13.6ng/mgCREであり,妊娠週数の進行に伴い有意に減少(p=0.34).介入群は, 20週で平均35.4ng/mgCREとコントロールよりも高値.マタニティヨガはニーズ,安全性,継続性が高く,効果を検証する意義は大きい.酸化ストレスマーカーについては,20週では両群に大きな違いが見られたが,ヨガに慣れた28週,36週の比較が必要である.継続して調査を実施しており,結果は随時ホームページに掲載予定である.

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公開日: 2014-07-24  

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