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2011 年度 実施状況報告書

多胎妊娠を告げられた女性の看護実践モデルの構築

研究課題

研究課題/領域番号 23792644
研究機関浜松医科大学

研究代表者

杉山 琴美  浜松医科大学, 医学部, 助教 (40377734)

研究期間 (年度) 2011-04-28 – 2015-03-31
キーワード多胎妊娠 / 意思決定
研究概要

多胎児を妊娠した女性は,予想外の多胎妊娠の告知に驚き,改めて妊娠を受け入れるか否かを再検討しなければならない。本研究は,多胎児を妊娠した女性の妊娠発覚時における意思決定の現状を明らかにすることで、このような女性たちが体験している困難や危機への看護実践モデルを構築することを目指している。初年度である本年度は,多胎児を妊娠した女性の妊娠発覚時の意思決定プロセスと影響要因を明らかにすることを目的にインタビュー調査を実施した。 まず,研究を開始するにあたり,浜松医科大学医の倫理委員会の審査を受け,承認を得た。研究対象者への参加依頼を行うため,医療機関・多胎児サークルへ研究協力依頼書を送付し,各施設の倫理委員会の承認も得た。同意が得られた医療機関・サークルにおいて,紙面と口頭にて研究参加者を募集し,研究への参加希望のあった多胎妊娠経験者のうち,本年度は12名の参加者に面接を実施した。データ収集は,研究参加者に紙面と口頭で同意を得たのち,半構成面接法によるインタビューを実施した。インタビュー時は参加者の同意のもと,全例で会話を録音した。面接時の質問紙の内容は,多胎妊娠を告げられた時の思い,その時の医療者からの説明内容と感じた事,胎児に対する思い,意思決定までに考えた事,相談者の存在と影響,意思決定に影響を与えたと思う要因,妊娠経過中の思い,選択した決定への現在の思い等である。現在,修正版グランデッド・セオリー・アプローチの手順に従ってデータの分析中である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

本年度と次年度の期間において,インタビュー調査を研究対象者20名程度に実施する予定で計画を進めているが,現時点で12名の参加者に調査を実施できている。また,今後の調査を進めるに当たり,研究参加者と調査日程を調整している。

今後の研究の推進方策

次年度は,前年度に引き続きインタビュー調査とデータの分析を進めていく。平成23年度及び平成24年度のインタビュー調査で得られた結果をまとめ学会発表と論文投稿を行う予定である。 同時に,平成25年度の質問紙調査の開始に向けて,浜松医科大学医の倫理委員会の申請書類の作成,調査対象施設の選定,インタビュー調査の結果をふまえて質問紙の作成を行う予定である。

次年度の研究費の使用計画

次年度は,文献やデータの整理・分析のために必要なパソコンソフト及び機器を購入予定である。また,研究参加者への謝礼,研究補助者(調査実施時の多胎児の監視者)への謝金,研究発表のための旅費等に使用予定である。

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公開日: 2013-07-10  

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