研究課題/領域番号 |
23792651
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研究機関 | 宮崎大学 |
研究代表者 |
水畑 喜代子 宮崎大学, 医学部, 講師 (40346242)
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研究期間 (年度) |
2011-04-28 – 2014-03-31
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キーワード | 遺伝看護 |
研究概要 |
遺伝医療が進展するなか,遺伝性疾患の患者もしくはその関係者の疑問・不安を解決することをめざし,遺伝カウンセリングが行われているが,臨床遺伝専門医,認定遺伝カウンセラーなどの専門職は少数であり,各診療科の医師,臨床心理士,地域の保健師と連携しながら,看護師は遺伝カウンセリングや遺伝医療に関わっている現状がある。そこで,遺伝医療おける職種間連携を担う看護職の学習支援を目的とし,遺伝医療に対する看護職の実践的機能および学習ニーズを明らかにする。本年度(初年度)においては,遺伝医療に関わる看護職の役割・機能に関する基礎的資料の把握するために,国内で開催された遺伝関連の講演会・研究会・学習会・セミナーに参加し情報収集をするとともに文献検討を行った。 現在の遺伝看護教育の状況,遺伝医療に対する看護職の実践的機能に関して,関連する国内外の文献検索(PubMed、CINAHL、医学中央雑誌)を通して、過去10年間(2001年~2012年)の国内外の既存の研究の方法および結果の分析をおこなった。国内の遺伝看護教育内容については,教育機関により質・量の違いはあるが、看護教育における遺伝看護の研究・報告が増加している。看護職の機能・役割,医療の場で起こる出来事への看護職と他の医療職の対応・コミュニケーションについて検討した文献は少なかった。遺伝医療おける職種間連携,遺伝医療に対する看護職の実践的機能に関する研究が国内外でも少なく、具体的な学習支援方法やその効果が提示されていないことが明らかとなった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
平成23年度は,文献調査で得られた看護支援の現状,職種間連携の現状から遺伝医療における看護支援の実態,および職種間連携の実態および課題を明らかにするための質問紙表を作成し,プレテストを経て実態調査を行う予定であったが,時間的調整が難し,質問紙作成~実態調査については平成24年度実施する予定である。
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今後の研究の推進方策 |
所属機関の遺伝カウンセリング部と連携し、平成24年度は、文献調査で得られた看護支援の現状,職種間連携の現状から遺伝医療における看護支援の実態,および職種間連携の実態および課題を明らかにするための質問紙表を作成し,プレテストを経て実態調査を行い、遺伝医療を受けるクライエントに半構成的面接を行い,遺伝医療を受けるクライエントの心理,看護職および各職種の関わりについて聞き取り調査を行う。
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次年度の研究費の使用計画 |
平成24年度は、文献調査で得られた看護支援の現状,職種間連携の現状から遺伝医療における看護支援の実態,および職種間連携の実態および課題を明らかにするための質問紙表を作成し,プレテストを経て実態調査を行い,遺伝医療を受けるクライエントに半構成的面接を行い,遺伝医療を受けるクライエントの心理,看護職および各職種の関わりについて聞き取り調査を行う。調査結果から,遺伝医療における職種間連携に必要な看護職の役割・機能を検討し,研究成果の報告(学会発表)を行う。このために,調査の消耗品費、謝金費、旅費等に研究費を使用する予定である。
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