本研究の目的は、母親のSIDSに対する知識のレベルとSIDS発症率の関連性を明らかにすることである。調査はSIDS発症率の異なる地域間において、生後1ヵ月児をもつ母親を対象に行った。質問項目は疾患の知識、実際の育児行動(児の就寝体位、栄養方法、同居家族の喫煙)、育児情報の情報源及び属性である。質問紙配付数は上位地域587部・下位地域666部、回収数は上位地域211部・下位地域242部で、回収率は上位地域35.9%・下位地域36.3%であった。調査結果については現在分析中であり、その結果を本研究の成果として平成26年度以降に公表予定である。
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