救急場面にいる全員が同じ予測する流れに沿って事態が動くように作用する場合は、患者家族だけでなく看護師も満足する援助につながっていた。また、看護師が自己の家族援助の実践を低く評価していても、家族は看護師の関わりを好意的に評価していたことが多かった。そのため、看護師が適切に自己の実践を評価できるような支援が必要である。 そして、患者・家族の特性をふまえて個々の看護師の能力を効率よく発揮するためには、医療チームにおける中堅看護師の役割と責任が大きい。そのため、中堅看護師へのサポート体制の強化や教育が必要である。
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