• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2011 年度 実施状況報告書

ヘリコバクター・ピロリ感染、委縮性胃炎と生活習慣に関連した縦断研究

研究課題

研究課題/領域番号 23792684
研究機関弘前大学

研究代表者

倉内 静香  弘前大学, 保健学研究科, 助手 (60455730)

研究期間 (年度) 2011-04-28 – 2014-03-31
キーワードヘリコバクター・ピロリ感染 / 萎縮性胃炎 / 生活習慣
研究概要

本研究は、胃がんの一次予防の推進に資するために、胃がん発症と関連が認められているHelicobacter pylori(以下、ピロリ)感染と萎縮性胃炎に着眼し、一般住民における胃がん発症リスク(ピロリ感染と萎縮性胃炎)と生活習慣(特に明らかにされていない食習慣、また喫煙、飲酒、運動など)との関連について縦断的かつ横断的に明らかにする。 本調査は、岩木健康増進プロジェクトのプロジェクト健診と連携し実施した。岩木健康増進プロジェクトの初年度(平成17年度)は1,067名に以下のものを調査測定した。(1)ピロリ菌感染の有無(血清抗体、便抗原),(2)血清ペプシノゲンI、II(これにより萎縮性胃炎の程度を評価),(3)生活習慣に対するアンケート調査(睡眠・休養、喫煙、飲酒、運動習慣、食習慣など),(4)その他の調査(肥満度、服薬状況、既往歴、家族歴、便通、血液検査など)である。 この1,067名のうち、上記の調査測定項目の(2)、(3)、(4)を平成23年に測定した。この調査により、萎縮性胃炎の程度の変化と生活習慣及び生活習慣の変化との関係を検討する。平成23年度受診者のうち該当者は、初年度1,067名のうち約2割程であった。ひきつづき、平成24年度も、初年度の1,067名のうち、平成23年度に受診しなかった者に対して(2)、(3)、(4)の調査を実施し、胃がん発症リスク因子と考えられるピロリ感染と萎縮性胃炎と生活習慣との関連について検討していく。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

当該年度に実施するべき計画は実施されているため、当該年度の目標は達成できている。

今後の研究の推進方策

初年度の1,067名のうち、平成23年に受診せず、平成24年に受診した者に対して(2)、(3)、(4)の調査を実施する。次年度に繰り越す研究費については、平成23年度の受診者のうち本研究に該当する対象者が少なかったために生じたが、次年度の調査経費に必要な経費であり、使用予定である。

次年度の研究費の使用計画

次年度の研究費については、主に消耗品(使用機器の規定用紙やプリンタのインクなどの事務用品、文献購入費など)であり、その他に研究依頼や打ち合わせ、研究資料の収集などの旅費や、検査費に使用予定である。

URL: 

公開日: 2013-07-10  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi