本研究は、保健師による効果的な児童虐待予防活動とその評価を可能とするため、ネグレクトの予防と発見に焦点をあてた個別支援ツールを開発することを目的とした。特に、保健師が接点を持つ機会が多い、3歳未満の乳幼児を育てる家族への個別支援に焦点をあてた。5名の自治体保健師に対しネグレクトのリスクが高い家庭に対する個別支援に関するフォーカスグループインタビュー調査を行った。国内の児童虐待に関する保健師活動に関する文献検討と海外のネグレクトに関する文献検討を行った。実態調査と文献レビューの結果を統合し、ネグレクトの予防と発見に焦点をあてたリスクアセスメント項目案と個別支援ガイドライン案を開発した。
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