研究課題/領域番号 |
23792735
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研究機関 | 兵庫県立大学 |
研究代表者 |
松井 学洋 兵庫県立大学, 看護学部, 助教 (70549211)
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研究期間 (年度) |
2011-04-28 – 2013-03-31
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キーワード | 重症心身障害児 / 睡眠障害 / 心拍変動 / 自律神経活動評価 / 突然死 |
研究概要 |
本研究の目的は、6‐12歳の重症心身障害児(重症児)を対象にActiwatch2とActiHR4を組み合わせることで、重症児の夜間睡眠状況と自律神経活動を同時に、且つ客観的に測定し、重症児の睡眠障害の実態と夜間の自律神経活動を生理学的に評価することである。平成23年度は、Actiwatch2、ActiHR4、解析ソフト、解析用PCを購入し、使用方法の確認と測定手技の標準化を図った。また、依頼書、同意書、睡眠日誌、質問紙の作成を行いながら協力施設と連絡を取り、研究準備を進めた。平成24年度は、神戸大学大学院保健学研究科の倫理委員会にて研究実施に対する承認を得た後、神戸市及び明石市の小学校、特別支援学校、医療福祉センターに通学する健常児、重症児を対象にデータ収集を開始する予定である。日中の活動や夜間のケア実施等の睡眠環境と合わせて検討することで、重症児の睡眠状況に対する在宅看護計画の評価も行うことが可能であり、重症児の睡眠の質を高め、家族の介護負担を軽減するための個別的な支援計画の立案にもつながる。同時に、睡眠障害と自律神経活動の関連性を調べることで、臨床現場で直面する重症児の突然死の病態生理の解明につながると考えている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究費が執行可能となった8月から順次測定機器を購入し、測定方法の確認と手技の標準化を行った。その作業のなかで明らかになった効率的な測定方法に合わせて手順書、調査用紙を作成した。また、明石市及び神戸市の特別支援学校及び医療福祉センターと連絡調整を行っており、神戸大学大学院保健学研究科の倫理審査承認後、早々にデータ収集に取りかかる予定である。
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今後の研究の推進方策 |
研究計画に基づき、協力施設でのデータ収集を進め、解析を行う。分析の際には医療的ケアの実施状況、睡眠環境、睡眠日誌の記述、個人因子を含めて統計的に検討する。また、効率的に研究調査を行うため、Actiwatch2本体及びActiHR4本体を数台追加購入する予定である。
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次年度の研究費の使用計画 |
Actiwatch2本体及びActiHR4本体を数台購入する予定。また、国内及び国外の専門学会での成果発表を予定しており、その経費に充てる予定である。
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