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2012 年度 実施状況報告書

BPSDを有する認知症高齢者の「つながり感」の測定道具の開発と実践への活用

研究課題

研究課題/領域番号 23792738
研究機関高知県立大学

研究代表者

大坂 京子  高知県立大学, 看護学部, 助教 (30553490)

キーワード認知症 / 高齢者 / BPSD / つながり感
研究概要

本研究は2年間で行い,その過程をフェーズ1~5に分けて行う.先行研究で明らかにした研究結果をもとに,「つながり感」があると判断できる反応,ないと判断できる反応から参加観察のためのチェックリストを作成した.チェックリストは老人看護や認知症ケアに精通する研究者からスーパーバイズを受けながら行った.また,対象者のケアを行っている医療スタッフにも意見を聞きながら行った.以前に行ったデータ分析を再度見直し,データが不足していると考えられたため,データ収集と分析を行い,チェックリストの洗練化を行った.また,認知症に関する研究論文や著書,学術集会などに参加し,最近の動向について情報を得た.
本年度は継続してデータ収集を行い,データ収集と分析を並行して行いチェックリストを作成した.スーパーバイズを受けながら,評価と修正を繰り返し,信頼性を向上した.
現在,産前産後の休暇又は育児休業の取得に伴い平成24年5月11日から平成25年9月30日まで中断している.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

現在,概ね研究計画通りに進行している. 先行研究で明らかにした研究結果をもとに,「つながり感」があると判断できる反応,ないと判断できる反応から参加観察のためのチェックリストを作成した.チェックリストは老人看護や認知症ケアに精通する研究者からスーパーバイズを受けながら行った.また,対象者のケアを行っている医療スタッフにも意見を聞きながら行った.以前に行ったデータ分析を再度見直し,データが不足していると考えられたため,データ収集と分析を行い,チェックリストの洗練化を行った.また,認知症に関する研究論文や著書,学術集会などに参加し,最近の動向について情報を得た.本年度は継続してデータ収集を行い,データ収集と分析を並行して行いチェックリストを作成した.スーパーバイズを受けながら,評価と修正を繰り返し,信頼性を向上した.現在,産前産後の休暇および育児休業の取得に伴い平成24年5月11日から平成25年9月30日まで中断している.

今後の研究の推進方策

前産後の休暇および育児休業の取得に伴い中断しており,平成25年11月1日から研究を再開予定である.また,成26年度まで補助事業期間の延長が承認されている.
今後,スーパーバイズを受けながら,評価と修正を繰り返し,チェックリストの信頼性を向上する.また,BPSDの評価尺度に関しても 本研究にあったものであるか検討を続ける.チェックリストを用いて,どのようなケアを受けているときに「つながり感」を感じているか,参加観察を行う.また,並行してスーパーバイズを受けながら分析を進める.チェックリストを用いてのデータ収集は,汎用性を確認するために,施設を変えたり病棟を変えるなどデータの偏りを防ぐ工夫を行う.先行研究や既存の認知症に関するケアに関するケアに文献検討や著書と本研究を比較しながら「つながり感」の持てる看護介入と高齢者医療・介護・福祉サービスの提案を行う.得られた結果は学会や雑誌に報告し,希望があれば調査受け入れ施設やご家族に公表する.

次年度の研究費の使用計画

平成25年度はデータ収集のために研究施設や対象者とその家族との打ち合わせや調査そのものに必要な旅費を計上している.また,調査に協力者への謝金が必要である.得られた研究成果を学会で発表する予定にしており,学会への参加費を計上している.

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公開日: 2014-07-24  

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