精神科訪問看護を実施している訪問看護ステーションで、利用者の特徴と、訪問と電話を用いたケア内容の実態を調査し、対象者の特性との関連を把握することを目的として調査をおこなった。精神科訪問看護が提供している支援では、利用者や家族との関係構築をしながら、利用者・家族を力づける支援が多くなされていた。また、身体状態や服薬・通院といった、治療を継続し疾患をコントロールするためのモニタリングも実施されていた。事業所に電話をかけるケースでは、利用者では女性で不安が強くなる場合、家族では利用者に何らかの特有の精神症状がある場合に、電話を使った支援を求めていることが考えられた。
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