事業所が実施する健診実施場面において、産業保健師が従事することの重要性・価値を実証するために、文献検討、保健師および健診受診者である労働者への調査を行った。 その結果、保健師は多くの方に受診してもらえるよう健診方法を工夫し、さらに、受診の動機づけにつながる働きかけを行っていることが明らかになった。また、健診場面での保健指導においては、対象者の気づきや納得、自己決定を促すため、対象者の発言や態度の観察により、対象者の状況や理解を把握し、対象者の考えや気持ちを受容しつつ、生活習慣改善に向けた働きかけを重視していた。
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