研究課題/領域番号 |
23800037
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
岡家 豊 大阪大学, 工学(系)研究科(研究院), 特任研究員 (10614125)
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キーワード | 数理工学 / 情報通信 / 経済学 / 計算資源マーケット |
研究概要 |
クラウドコンピューティングの台頭により,インターネットを通じて計算資源提供者のサーバを低価格で利用することが可能となった.その結果,企業のIT投資に含まれていた,サーバの導入,管理,および,運用のコストの大幅な削減が実現されている.本研究は,このような他者の計算資源の利用が行われるシステムを企業レベルだけでなく,個人レベルにまで拡張し,一般個人による計算資源の自由売買が行えるシステムの構築を目標とするものである. このようなシステムにおいて,市場原理に基づいて計算資源価格の設定を行う計算資源マーケットを設計した.設計したマーケットでは,計算資源提供者と計算資源利用者の相互作用の結果,市場原理に基づいた価格が形成される.本研究では,マーケットを特徴付けるパラメタを抽出し,数理モデリングを行った.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
構築した数理モデルの妥当性検証の段階で,経済学的な見地やメカニズムが活かされていないと感じ,追加調査を行う必要が生じた.それに伴い,数理モデルの修正が必要となったため,当初の予定より遅れが生じたため.
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今後の研究の推進方策 |
計算資源マーケットの簡単なシミュレーションプログラムを作成し,基礎的な結果を得ながら,マーケットに影響を与えるモデルパラメタの抽出を行い,数理モデルの構築を完了させる.そのモデル上で,シミュレーション実験を行い,研究成果の取りまとめを行ってゆく.
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