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2012 年度 実績報告書

微生物分解に伴う湖沼有機物の窒素安定同位体比の変動機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 23810014
研究機関京都大学

研究代表者

由水 千景  京都大学, 生態学研究センター, 研究員 (50609394)

研究期間 (年度) 2011-08-24 – 2013-03-31
キーワード窒素安定同位体 / 琵琶湖
研究概要

懸濁態粒子状有機物は,湖沼生態系においては生産のベースラインとして重要であるにも関わらず,その微生物分解に伴う同位体比の変動機構については統一的な知見は得られておらず,不明な点が多く残されている.本研究では,近年開発されたアミノ酸窒素安定同位体比の分析手法を導入し,分子レベルで窒素安定同位体比を解析することにより,微生物分解過程における同位体比の変動をもたらす要因(物質)の特定を試みるとともに,分解による同位体比変動が,湖沼深水層における窒素安定同位体比変動の説明要因として妥当であるかの検討を試みた. 本年度は,有機物分解実験とサンプルの分析を実施した.
1. 有機物分解実験
春(6月),夏(8月),秋(10月)の3回,表層並びに深水層の湖水を採取し,暗条件下で有機物分解実験を行った(~3ヶ月).
2.サンプルの測定
高速液体クロマトグラフを用いて,野外観測ならびに有機物分解実験で得られた懸濁態有機物に含まれる各種アミノ酸の定量分析を行った.また,ガスクロマトグラフ・GC-IsoLink付き安定同位体比質量分析計を用いて,野外観測ならびに有機物分解実験で得られた懸濁態有機物に含まれる各種アミノ酸の窒素安定同位体比分析を行った.
本研究で得られた速報データは,2012年7月に大津で開かれた国際会議ASLO Summer Meetingで発表した.サンプルの分析が年度末までかかったため,総合的な解析はこれからとなる.

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Alteration of nitrogen isotopic composition during microbial decomposition of suspended particulate organic matter in Lake Biwa

    • 著者名/発表者名
      Chikage Yoshimizu
    • 学会等名
      ASLO Aquatic Sciences Meeting 2012
    • 発表場所
      滋賀県大津市びわ湖ホール

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公開日: 2014-07-24  

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