研究概要 |
南極内陸部・ドームふじにおける新観測基地建設のために,不同圧密 沈下予測のための数値解析モデルを構築した.第54 次南極観測隊において,雪氷地盤構造と 硬度を現地観測した.また,強固で一様な圧雪地盤がドームふじの極低温下において造成可能 であることを実験によって確認できた.同時に9m-天文観測架台のための圧雪地盤基礎を造成 し,傾斜計より得たデータより不同変位が発生しない安定した施工に成功したことを明らかに した.さらに,不同沈下の主要因となる9m-天文観測架台周辺の不均等な吹きだまり性状 を風洞実験より定性的に評価する事が出来た.
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