• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2011 年度 実績報告書

近代ロシアにおける海運業の発達とユーラシアの経済

研究課題

研究課題/領域番号 23820003
研究機関北海道大学

研究代表者

左近 幸村  北海道大学, スラブ研究センター, GCOE共同研究員 (30609011)

キーワードロシア / 海域史 / 汽船 / 義勇艦隊
研究概要

9月14日と15日に慶應義塾大学で開かれた社会経済史学会若手研究者育成ワークショップに参加し、専門とする地域や時代の異なる同世代の研究者と経済史の方法論や今後のあり方について議論を交わした。続いて10月22日には、青山学院女子短期大学で開かれたロシア史研究会の大会で「日露戦争後の義勇艦隊と東亜汽船:航路網の再編に見るロシア帝国の東と西」という題目で報告し、さまざまな意見を頂戴することができた。国際的な発表としては、オランダのROL Publishingから出版予定のKimitaka Matsuzato,ed.National Stereotypes and International Relations.:Russia,China ,Japan and Korea,1860-1945に"The Development of the Trade on the Amur and the Sungari and Custom Problems in the Last Years of the Russian Empire"というタイトルの論文を1月の初めに寄稿した。3月には、研究を進めていく過程で明らかになった史料の不足を埋めるためペテルブルグに出張し、ロシア国立歴史文書館とロシア国立図書館で史料収集を行った。文書館での最も大きな成果は、ロシア義勇艦隊設立時の政府内の審議録をまとめて入手できたことである。図書館でも多くの文献を閲覧したが、中でも第一次世界大戦直前に、ロシアの主要な港に自由港制を導入する計画があったことを明らかにする文献をコピーできたことが、最も大きな成果であると考えている。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2012 2011

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 19世紀後半から20世紀初頭にかけてのロシアの茶貿易:汽船との関係を中心に2012

    • 著者名/発表者名
      左近幸村
    • 雑誌名

      スラヴ研究

      巻: 59(印刷中)

    • 査読あり
  • [学会発表] 日露戦争後の義勇艦隊と東亜汽船:航路網の再編に見るロシア帝国の東と西2011

    • 著者名/発表者名
      左近幸村
    • 学会等名
      ロシア史研究会大会
    • 発表場所
      青山学院女子短期大学(東京都渋谷区)
    • 年月日
      2011-10-22

URL: 

公開日: 2013-06-26  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi