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2012 年度 研究成果報告書

フランスにおけるポール・ゴーガンの受容とコレクション形成史

研究課題

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研究課題/領域番号 23820010
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分補助金
研究分野 美学・美術史
研究機関一橋大学 (2012)
東京大学 (2011)

研究代表者

小泉 順也  一橋大学, 大学院・言語社会研究科, 准教授 (50613858)

研究期間 (年度) 2011 – 2012
キーワードフランス近代美術史 / 芸術家受容 / ポール・ゴーガン / コレクション / 美術館
研究概要

本研究は、ポール・ゴーガン(1848‐1903)のフランスにおける受容を、美術館におけるコレクション形成史の観点から検証するものである。具体的には、美術館委員会の議事録などの一次資料を参照した上で、美術史の同時代的なコンテクストに焦点を当てながら、芸術家受容において美術館が果たした役割を分析した。フランス各地の美術館に所蔵されたゴーガン作品を調査した結果、コレクターの寄贈や遺贈によってもたらされた作品が大半であるのに対し、購入によって収蔵された作品は僅かで、その経緯をめぐる更なる調査が必要であることが確認された。美術館は歴史を映し出す鏡であるだけでなく、歴史的な変化を促す装置でもあり、そこには様々な要因が絡み合っている。本研究を通して、ゴーガンの芸術家受容とコレクション形成史の密接な繋がりを示すことができた。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2012

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] La Reception de Paul Gauguin et l'evolution de ses portraits posthumes en France2012

    • 著者名/発表者名
      Koizumi, Masaya
    • 雑誌名

      國學院大學紀要

      巻: 50号 ページ: 65-78

    • 査読あり
  • [雑誌論文] ポール・ゴーガンとフランス 人コレクター-作品の創造と蒐集をめぐる政治学、1880-1910年2012

    • 著者名/発表者名
      小泉順也
    • 雑誌名

      実践女子大学美學美術史學

      巻: 26号 ページ: 9-37

    • 査読あり
  • [学会発表] フランス近代美術とコレクション形成-ポール・ゴーガン作品の収蔵をめぐる歴史と交渉2012

    • 著者名/発表者名
      小泉順也
    • 学会等名
      美術史学会東支部例会、コメンテーターの発表
    • 発表場所
      國學院大學
    • 年月日
      2012-11-17

URL: 

公開日: 2014-08-29  

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