研究課題
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本研究は、ドイツ精神文化史において、グリム兄弟のコスモロジー(宇宙観)がどのような位置づけにあるのか解明することを試みたものである。『ドイツ伝説集』は、ドイツの説話伝承文学史上、重要な位置にありながらも、その構成が意図的なされたものでないとの誤解をうけたことよって、伝説の配列は充分に把握されていなかった。そこで伝説各話の配置に関する概念と、ロマン主義の詩的精神の関係性について論じるために、超自然的な力を持つモティーフの問題を検討した。
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阪神ドイツ文学会誌『ドイツ文学論攷』
巻: 53 ページ: 31-54