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2012 年度 研究成果報告書

非上場化取引におけるフェアネス・オピニオンの意義と取締役の責任

研究課題

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研究課題/領域番号 23830027
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分補助金
研究分野 民事法学
研究機関金沢大学

研究代表者

永江 亘  金沢大学, 法学系, 准教授 (20610786)

研究期間 (年度) 2011 – 2012
キーワード企業買収 / 会社支配権取引 / 専門家の意義
研究概要

米国の議論から、フェアネス・オピニオンの機能は裁判所に準規範的な意見を提供することにあり、取引態様によっては市場株価へ信頼を寄せることが適当ではない場合に、その機能が最大化される。他方で、裁判所がこれらの意見を信頼し、判断を下すためには、その判断の妥当性の検証及び当該専門家の独立性の検証が必要となる。以上のような条件を満たした場合、フェアネス・オピニオンによる取締役責任の免責効果は、我が国の取締役に求められる公正な価格決定プロセスの実践という要請に照らしても、認められるものと考えられる。

  • 研究成果

    (7件)

すべて 2013 2012

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (4件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 少数派株主の締出し取引における外部機関の意見について2013

    • 著者名/発表者名
      永江亘
    • 雑誌名

      私法

      巻: 75巻

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 我が国におけるフェアネス・オピニオンの位置付けと法的問題点(1)2012

    • 著者名/発表者名
      永江亘
    • 雑誌名

      金沢法学

      巻: 55(1) ページ: 31-61

  • [学会発表] 少数派株主の締出し取引における外部機関の意見について-フェアネス・オピニオンの意義と問題点の検討を中心に2012

    • 著者名/発表者名
      永江亘
    • 学会等名
      日本私法学会第76回大会
    • 発表場所
      法政大学(東京都)
    • 年月日
      2012-10-21
  • [学会発表] 少数派株主の締出し取引における外部機関の意見について-フェアネス・オピニオンの意義と問題点の検討を中心に2012

    • 著者名/発表者名
      永江亘
    • 学会等名
      京都大学商法研究会
    • 発表場所
      京都大学(京都府)
    • 年月日
      2012-09-15
  • [学会発表] 少数派株主の締出し取引における外部機関の意見について-フェアネス・オピニオンの意義と問題点の検討を中心に2012

    • 著者名/発表者名
      永江亘
    • 学会等名
      神戸大学商事法研究会
    • 発表場所
      神戸大学(兵庫県)
    • 年月日
      2012-08-27
  • [学会発表] 少数派株主の締出し取引における外部機関の意見について-フェアネス・オピニオンの意義と問題点の検討を中心に2012

    • 著者名/発表者名
      永江亘
    • 学会等名
      金沢大学民事法研究会
    • 発表場所
      金沢大学(石川県)
    • 年月日
      2012-07-10
  • [図書] 新・アメリカ商事判例研究【第2巻】2012

    • 著者名/発表者名
      近藤光男=志谷匡史
    • 総ページ数
      89-97, 120-127, 191-199
    • 出版者
      商事法務

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公開日: 2014-08-29  

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