研究課題
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戦後の日本の国際政治学は、英米の学説の〈輸入〉に過ぎないとしばしば言われてきた。対して、本研究では、E・H・カー、ハンス・モーゲンソー、ハロルド・ニコルソンという三人の理論家の議論がいかに受容されてきたかを精査することで、〈輸入〉の実態を検討した。結果、日本の知識人たちは近代とどう向き合うかという自身の問題意識を有しており、英米の理論家たちに対する関心はその問題意識に適う限りにおいてのみ維持されていたことが明らかになった。
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