• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2012 年度 実績報告書

学校と教師を支援する教育学的視座の構築‐「体験的学習」の活性化に向けて

研究課題

研究課題/領域番号 23830065
研究機関東京福祉大学

研究代表者

石崎 達也  東京福祉大学, 教育学部, 助教 (50612818)

研究期間 (年度) 2011-08-24 – 2013-03-31
キーワード臨床教育学 / 教育体験 / 教師体験 / 教育思想 / 広域・単位制・通信制高等学校
研究概要

本研究の目的は、①教育思想研究をとおして「教育場面」再解釈の視座を構築すること。②「教育体験」のテクスト化を行う調査研究をとおして臨床教育(学)的方法論を確立すること。そして③生徒と教師の「交流・協働」に焦点化した授業開発を行うこと。この3つの段階を設定し、それぞれの研究の性質の相違に注意深く配慮しつつ複合的研究を行うことにより、「学校」と「教師」を支援することに焦点化した教育学研究の枠組みを構築することにあった。①の基礎研究の成果に関しては、Joy. A. Palmer ed., “Fifty Modern Thinkers-From Piaget to the Present”, (Routledge, 2001.)の翻訳作業に携わり、近代主義的教育(学)における「理論」と「実践」の乖離という主題を考察するための多様な視座を得るとともに、E.レヴィナスの思想研究を手がかりとした「教育場面」の再解釈に関する研究を日本教育学会で発表した。②の「教育体験」のテクスト化に関する調査研究に関しては、研究協力校において2年間にわたり調査を実施した。まず、生徒対象の調査研究については、生徒とともに体験的活動を行う過程で、生徒自身に「教育体験」を記述してもらった。また、教師対象の調査研究に関しては、研究協力校における教員研修会において、生徒の「声」を聴く場面を設定するとともに教師自身に「教育体験」を記述してもらった。この一連の調査から、教師個人の「教育体験」が生徒とのかかわりに与える影響について考察した。この調査の過程で、広岡義之編『教育実践に役立つ生徒指導・進路指導論』において、「学校における進路指導の新たな展開」部分を執筆し、今後のキャリア教育のあり方について論じた。そして、③に関しては、調査結果に基づき資料を作成したが、今後の授業開発を行う際の基礎資料を提供することに止まった。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2013 2012 その他

すべて 学会発表 (1件) 図書 (2件) 備考 (1件)

  • [学会発表] 教師という「体験」を語り直す思考のために 生徒と教師の倫理的関係に着目して2012

    • 著者名/発表者名
      石崎達也
    • 学会等名
      日本教育学会
    • 発表場所
      日本教育学会第71回大会
    • 年月日
      20120824-20120826
  • [図書] 教育実践に役立つ生徒指導・進路指導論―『生徒指導提要』に触れつつ (現場と結ぶ教職シリーズ)2013

    • 著者名/発表者名
      広岡義之
    • 総ページ数
      218
    • 出版者
      あいり出版
  • [図書] 教育思想の50人2012

    • 著者名/発表者名
      リオラ・ブレスラー著、広岡義之訳
    • 総ページ数
      494
    • 出版者
      青土社
  • [備考] Educ.Relation

    • URL

      https://sites.google.com/site/educrelation/

URL: 

公開日: 2014-07-24  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi