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2012 年度 研究成果報告書

現代日本における地域共同体の変容と青年集団-東日本大震災に直面して

研究課題

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研究課題/領域番号 23830076
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分補助金
研究分野 教育学
研究機関東海大学

研究代表者

辻 智子  東海大学, 課程資格教育センター, 講師 (20609375)

研究期間 (年度) 2011 – 2012
キーワード地域 / 地域共同体 / 地域社会 / 東北 / 青年団 / 日本青年団協議会 / 生活記録 / 東日本大震災
研究概要

本研究の主たる目的は、東日本大震災に直面した地域社会の変容・地域共同体の再編の経過をそこに暮らす青年の視点からとらえ、その過程における<青年個人/地域青年集団/地域を越えた青年集団のネットワーク>の足跡を記録するとともに、地域社会にとって、および現代日本の青年たちにとって地域青年集団が果たす役割とその意味を考察することにあった。本研究によって、被災地内外において青年たちが東日本大震災をどのように経験し、そのなかをどのように生きぬいてゆき、さらに今後をどのように展望していこうとしているかを具体的に聴くことができた。それを記録化し、青年たちと日本青年団協議会との共同の取り組みとして冊子『生きる~東日本大震災と地域青年の記録~(第1号/第2号)』(編集委員会編、2012年/2013年)をまとめた。そのことによって記録はより多くの人々と共有するものとなった。このような記録化の取り組みも含め青年団の全国的なネットワークは、被災地への支援活動や被災地の青年たちとの交流・学習を促し、そうした経験を通して一人ひとりの青年が自らの生活や地域を見つめなおしてゆくことを支えていることがわかった。また、各地域の青年集団には歴史的経緯があり、例えば岩手県陸前高田市には60年におよぶ地域青年団活動の蓄積があるが、そのことと現在の地域のネットワークは深くかかわり、災害復旧・復興過程における共同生活や異なる立場の住民どうしの意思疎通、自治を対話的・協力的に進めてゆくことと地域青年集団との浅からぬ関係が示唆された。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2012 2011

すべて 学会発表 (3件) 図書 (2件)

  • [学会発表] 地域共同体の変容と青年集団(その2)-岩手県陸前高田市の状況から-2012

    • 著者名/発表者名
      辻智子
    • 学会等名
      日本社会教育学会(自由研究発表)
    • 発表場所
      北海道教育大学釧路校
    • 年月日
      2012-10-07
  • [学会発表] 生活・地域の復興と青年-<地域青年団・日青協・助言者集団>の共同的な関係による実践と研究の模索-2011

    • 著者名/発表者名
      田中潮・辻智子
    • 学会等名
      日本社会教育学会(特別シンポジウム)
    • 発表場所
      日本女子大学
    • 年月日
      2011-09-17
  • [学会発表] 地域共同体の変容と青年集団-東日本大震災に直面して(その1)-2011

    • 著者名/発表者名
      辻智子・藤田美佳
    • 学会等名
      日本社会教育学会(自由研究発表)
    • 発表場所
      日本女子大学
    • 年月日
      2011-09-17
  • [図書] 日本青年団協議会・『生きる~東日本大震災と地域青年の記録~』編集委員会(代表・辻智子)編・発行『生きる~東日本大震災と地域青年の記録~』2012

    • 著者名/発表者名
      辻智子
  • [図書] 『生きる~東日本大震災と地域青年の記録~』編集委員会(代表・辻智子)編・発行『生きる~東日本大震災と地域青年の記録~』第2号2012

    • 著者名/発表者名
      辻智子

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公開日: 2014-08-29  

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