研究課題
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眉間を寄せる,口角を上げる,といった表情筋の操作によって,対象への印象などが左右される「顔面フィードバック」という現象の認知生理的メカニズムを検討した.具体的には,脳波(事象関連電位)を利用して,実験参加者が口角を上げたり口を閉ざしたりする操作が利益や損失の認知処理に及ぼす影響を分析した.その結果,表情筋の操作は,意識的な感情コントロールに比べ,より早い知覚プロセスと明確な自律神経系への影響を及ぼし,より深い水準での心身の態度に影響を及ぼしていることが示唆された.
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