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2012 年度 実績報告書

コーズマーケティングの現状とそれに取り組む企業特性についての実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 23830122
研究機関富山短期大学

研究代表者

寺本 佳苗  富山短期大学, 経営情報学科, 講師 (50610341)

研究期間 (年度) 2011-08-24 – 2013-03-31
キーワードコーズマーケティング / 企業の社会的責任 / CSR報告書 / 組織特性
研究概要

コーズマーケティングは商品の売上の一部を、社会的課題を解決する資金にすることを明らかにしながら、消費者の購買を促す手法である。平成24年度は企業にコーズマーケティングの取り組みをためらわせる要因と、コーズマーケティングに取り組む企業の特性を明らかにすることを目的としてアンケート調査を実施した。調査対象とした企業はCSR報告書データベースに2011年度発行の報告書を掲載していた日本企業・財団法人の390団体である。アンケートは2013年1月初旬に各組織に配布、1月末に回収、アンケートの回収数は74団体で、およそ19%の回収率であった。
調査結果から、コーズマーケティングの取り組みを阻むリスク要因として、①認知度の低さ、②一般消費財以外の取り組み難さ、③パートナーとの調整の手間、④説明責任の重さが実施を阻む主な要因であることが分かった。また、社会貢献活動とマーケティングを組み合わせる手法が感覚的に馴染まない、という回答もみられた。なお、一般消費財を取り扱っていない場合、コーズマーケティング実施に向けて検討を始めても、組織内調整が困難な傾向が明らかになった。コーズマーケティングを実施している組織の特性として見られる傾向は、①一般消費財を取り扱っていること、②CSRや環境に取り組むための専任部署が存在することである。前者については、一般消費財を扱っていない企業でもコーズマーケティングの検討を行った、または検討を始めている企業があることから、今後、従前とは異なるコーズマーケティング商品が開発されると考えられる。後者については、コーズマーケティングを提案した部署と、コーズマーケティングの管理を担当している部署が異なる企業が多くあり、社内調整の煩雑さが伺えた。以上、コーズマーケティングの取り組みを阻むリスク要因と企業特性、さらに展望について明らかにした。

現在までの達成度
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2012 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (3件) (うち招待講演 1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] Present Situation of Cause Related Marketing in Japan2012

    • 著者名/発表者名
      Kanae Teramoto
    • 雑誌名

      Journal of Management Science

      巻: 3 ページ: 87-94

    • 査読あり
  • [学会発表] Present Situation and Future Direction of Cause Related Marketing in Japan

    • 著者名/発表者名
      Kanae Teramoto
    • 学会等名
      International Conference on Business Management
    • 発表場所
      ボンド大学
  • [学会発表] コーズマーケティングの現状と展望

    • 著者名/発表者名
      寺本 佳苗
    • 学会等名
      麗澤大学大学院経済研究科 リサーチセミナー
    • 発表場所
      麗澤大学
    • 招待講演
  • [学会発表] コーズマーケティングの実証的研究~リスク要因と企業特性に焦点を当てて

    • 著者名/発表者名
      寺本 佳苗
    • 学会等名
      日本経営実務学会
    • 発表場所
      逗子開成高校
  • [図書] コンテクストデザイン戦略―価値発現のための理論と実践―2012

    • 著者名/発表者名
      戦略研究学会編、原田保・三浦俊彦・高井透編著者、寺本佳苗分担執筆
    • 総ページ数
      135-156
    • 出版者
      芙蓉書房出版

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公開日: 2014-07-24  

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