研究課題
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絶滅頭足類ベレムナイトは,白亜紀当時の大型遊泳生物の中で最も敏感に地球環境変動に反応し,絶滅・適応放散を繰り返してきたグループである.本研究では,中生代最大の海洋であった太平洋域での層序・化石記録を用いて,ベレムナイトのグローバルな分布変動の解明を目指した.研究の結果,1)バレミアン期に北太平洋旋廻の存在を示唆する特異的分布パターンがあったことや,2)白亜紀中期の温暖化最初期に同期した熱帯型属の全球的分布拡大現象の存在など,これまで知られていないグローバルな分布変動が明らかになった.
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