研究課題
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従来、磁石は「向きの自由度のみを持つスピンの集団」として捉えられてきたが、その描像では定性的にもその性質を説明できない低次元量子磁性体(もしくは量子スピン系)の研究が近年盛んに行われおり、化学的手法によって多くの磁性体が合成され調べられている。これに対し我々は、表面上に吸着させた磁性分子を構成要素とし、走査トンネル顕微鏡(STM)を用いて、理想的な低次元量子磁性体をボトムアップ構築し、その磁性を詳細に調べることを目指している。本研究ではその鍵となる技術である、原子・分子マニピュレーションとスピン偏極STMを確立した。
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すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 4件) 学会発表 (28件)
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https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsssj/33/5/33_308/_pdf