研究課題
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地球表層に産出する代表的な鉄鉱物であるヘマタイト (Fe2O3) とゲーサイト (FeOOH) について、その結晶形態・粒径が表面化学状態や化学反応活性に与える影響を調べた。ヘマタイトについては、代表的な有機酸であるアスコルビン酸による還元溶解速度と結晶形態・粒径の関係を、バッチ式溶解実験と透過電子顕微鏡観察 (TEM) を組み合わせた手法で詳細に解析した。ゲーサイトについては、生成温度の違いによる結晶形態と表面化学状態の変化を原子間力顕微鏡 (AFM) とX線光電子分光法 (XPS) を用いて定量的に解析した。その結果、針状や平板状といった異方性の高い形態を持った微結晶 (粒径50 nm以下) の場合、結晶形態や粒径が表面化学状態や化学反応活性に著しく影響していることが判明した。
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