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2012 年度 実績報告書

超安定な神経活動計測に向けた脳振動追従型3次元マニピュレータシステムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 23860071
研究機関独立行政法人理化学研究所

研究代表者

太田 桂輔  独立行政法人理化学研究所, 行動神経生理学研究チーム, 基礎科学特別研究員 (40610382)

研究期間 (年度) 2011-08-24 – 2013-03-31
キーワード細胞内記録 / 行動神経生理学 / 脳振動計測 / 追従制御 / 高速画像処理
研究概要

生体内で脳は振動しているにも関わらず、神経細胞の膜電位応答を記録する電極は実験台に固定されている。脳内の情報処理を解き明かすためには細胞内記録法による膜電位変化の記録が必須であるが、この様な測定系では行動中の動物から長期間の安定した神経活動記録を行うことはできない。本研究の目的は、脳振動追従型3次元マイクロマニピュレータシステムを開発することで、行動中の動物から神経細胞の膜電位応答(活動電位とシナプス後電位)を長時間安定して記録することである。
本研究課題の2年目にあたる本年度は、初年度で得た結果に応じて脳振動の計測方法を変更した。当初の研究計画では、レーザ変位計またはレーザドップラ振動計を用いて脳振動を計測する予定でいた。しかし、この方法では長時間の脳振動計測に不向きであることが明らかになった。レーザ変位計は受光エラーが生じ易く、一度受光エラーが生じててしまえば計測復帰までに時間がかかってしまう。また、レーザドップラ振動計ではオフセット成分の重畳により速度の直流成分を長時間正確に計測できないという理由による。そこで、高速ビジョンシステムによる脳振動計測システムの確立に着手した。本システムでは脳表面に置かれた直径50μmのマイクロビーズを高速に撮影、その映像を解析することで脳振動を3次元計測する。構築のために必要な予備実験、機器の選定、固定冶具の製作は既に完了している。本研究は研究期間後も続ける。脳振動計測システムが完成し次第、初年度に開発した3次元マニピュレータに接続し脳振動追従装置の完成を目指す。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

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公開日: 2014-07-24  

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