研究課題
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他の個体に生存・繁殖上の利益を与える利他行動の進化を説明する理論の一つに血縁淘汰理論がある。従来二個体間の血縁に専ら着目していたこの理論を、三個体以上の血縁者間の相互作用も扱えるよう拡張した。その為に、二個体間の遺伝的近さを測る指標である血縁度を、三個体以上の遺伝的近さも扱えるように高次血縁度として一般化した。また応用例としてバクテリア間の化学コミュニケーションであるクオラムセンシングを取り上げ、これが個体間の高い血縁度の元で進化することを明らかにした。
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すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (5件) 備考 (3件)
Theoretical Population Biology
巻: 84 ページ: 46-55
doi:10.1016/j.tpb.2012.11.007
Journal of Theoretical Biology
巻: 307 ページ: 20-28
doi:10.1016/j.jtbi.2012.04.030
http://bio-math10.biology.kyushu-u.ac.jp/~ohtsuki/