人工多能性幹細胞を用いた高効率エナメル芽細胞分化誘導法の確立

2012 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 23890022
• 研究種目: 研究活動スタート支援
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 矯正・小児系歯学
• 研究機関: 東北大学
• 研究代表者: 新垣 真紀子 東北大学, 大学院・歯学研究科, 助教 (80610675)
• 研究期間 (年度): 2011 – 2012
• キーワード: iPS細胞 / エナメル芽細胞 / 歯 / 再生 / 歯原性上皮細胞

研究概要

iPS細胞をアメロブラスチン(Ambn)高発現歯原性上皮細胞株SF2-24と共培養、もしくはSF2-24の培養上清を用いたconditioned medium(CM)存在下で培養することにより、iPS細胞をエナメル芽細胞に分化誘導することが可能であった。また、SF2細胞が培養液中に分泌するAmbnやNT-4、BMPシグナリングが、iPS細胞からエナメル芽細胞への分化過程において重要な役割を演じていることが示唆された。

研究成果

• [雑誌論文] Role of epithelial-stem cell interactions during dental cell differentiation (2012)
  • 著者名/発表者名: Arakaki M, Ishikawa M, Nakamura T, Yamada Y, Fukumoto S. et, al
  • 雑誌名: The Journal of Biological Chemistry 巻: 23;287(13) ページ: 10590-10601
  • DOI: DOI:10.1074/jbc.M111.285874.
  • 査読あり
• [学会発表] Dental cell differentiation from iPS cells (2013)
  • 著者名/発表者名: Arakaki M.
  • 学会等名: Sydney-Tohoku Symposium on Dentistry 2013
  • 発表場所: Sydney university, Australia
  • 年月日: 2013-01-18
• [学会発表] iPS細胞からエナメル芽細胞への分化誘導技術の開発と歯の再生への応用 (2012)
  • 著者名/発表者名: 新垣真紀子
  • 学会等名: 第54回歯科基礎医学会学術大会
  • 発表場所: 奥羽大学
  • 年月日: 2012-09-14
• [学会発表] Induction of ameloblasts from induced pluripotent stem cells (2012)
  • 著者名/発表者名: Arakaki M, Nakamura T, Fukumoto S, et.al
  • 学会等名: The 44th Annual Meeting for the Japanese Society of Developmental Biologists
  • 発表場所: 沖縄
  • 年月日: 2012-05-20