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2011 年度 実績報告書

寒冷地における人工股関節全置換術を受ける患者のQOLの検証

研究課題

研究課題/領域番号 23890024
研究機関秋田大学

研究代表者

眞壁 幸子  秋田大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (40436184)

キーワード積雪寒冷地 / 人工股関節全置換術 / QOL / 身体活動量尺度
研究概要

3つの研究を行い、成果を得た。以下に概要を述べる。
1.「寒冷地における人工股関節全置換術後の患者の問題と対処方法について」11名の人工股関節全置換術後の患者にインタビューを行った。寒冷地における人工股関節全置換術後の患者の問題として、転倒の経験があること、転倒への恐れより屋外での生活に支障をきたしていたこと、寒さにより手術したところの痛みや全身の冷えが生じることが明らかになった。対処方法として、転倒の予防、屋内でのリハビリテーション、人との交流、寒さへの対処が明らかになった。
2.「寒冷地における人工股関節全置換術を受けた患者の特徴」北海道にて、270名の術後1年から15年の患者様を対象にアンケート調査を行った。九州に既に蓄積されているデータと比較して、積雪寒冷地特有の問題を明らかにする。現在、最終的な分析を行っている。
3.「身体活動量尺度SQUASHの開発について」SQUASH(スカッシュ)はオランダで開発された身体活動量尺度で、厚生労働省で活用されている身体活動量表をもとに作られたものである。簡単に記入でき、仕事、家事、レジャーに分けて、身体活動を測定できるものである。SQUSHを日本語訳して、変形性股関節症の患者を対象に使用可能か検証した。A総合病院で、郵送にてアンケート調査を行った。結果として、日本語版SQUASHは変形性股関節症の患者を対象に、使用可能であることが明らかになった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

1: 当初の計画以上に進展している

理由

身体活動量尺度の開発は、当初の計画ではなかったが、研究を進めていくうちに、必要が生じたため、取り組んだものである。

今後の研究の推進方策

データの収集が十分にできたが、論文を書く作業がまだ残っている。論文作成を進める必要がある。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2013 2012

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] 人工股関節全置換術後患者の積雪寒冷地における問題と対処方法~術後1年以上経過した外来患者の面接調査から~2013

    • 著者名/発表者名
      眞壁幸子
    • 雑誌名

      秋田大学大学院医学系研究科保健学専攻紀要

      巻: 21 ページ: 55-63

    • 査読あり
  • [学会発表] QUALITATIVE STUDY OF PATIENT’S EXPERIENCE AFTER TOTAL HIP ARTHROPLASTY IN COLD DISTRICT2013

    • 著者名/発表者名
      Sachiko Makabe
    • 学会等名
      The 16th East Asian Forum of Nursing Scholar
    • 発表場所
      タイ、バンコク
    • 年月日
      20130221-20130222
  • [学会発表] 変形性股関節症患者における日本語版SQUASH(身体活動量尺度)の信頼性・妥当性の検証2012

    • 著者名/発表者名
      眞壁幸子
    • 学会等名
      第39回日本股関節学会学術集会
    • 発表場所
      新潟
    • 年月日
      20121207-20121208

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公開日: 2014-07-24  

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