申請者が開発した3因子、29項目で構成される「回復期リハ病棟に入院する脳卒中患者の看護サービスに対する満足尺度」について、臨床現場で実施可能な尺度の完成を目指し、全国の回復期リハビリテーション病棟50施設で調査を実施した。調査内容は29項目に、内容妥当性の側面から3項目を採用し、合計32項目からなる尺度を用いて調査を行った。配布数1068、回収数313、回収率29.3%であった。有効回答194名を対象として分析を行った結果、回復期リハ病棟に入院する脳卒中患者の看護サービスに対する満足尺度(ver.2)は、「セルフケア支援」「看護師の倫理的態度」「信頼関係の構築」の3因子30項目から構成された。
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