研究課題
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cagA陽性のヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)の胃内持続感染は胃がん発症と密接に関わる。cagA陽性ピロリ菌はがんタンパク質CagAを菌体内で産生し、宿主胃上皮細胞へ直接注入する。宿主細胞内におけるCagAの局在とその機能的意義について検討し、CagAが宿主細胞内の細胞膜に加えて、核にも局在する可能性を見出した。また、CagAの宿主細胞内標的分子SHP2が核にてWntシグナルを制御することから、CagAは核内にてSHP2を介してWntシグナルを脱制御する可能性が示唆された。
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J. Biol. Chem
巻: 286 ページ: 44576-44584